栃木県代表として参加した第二十五回 全国きき酒選手権大会のレポートです。
本大会は全国から72名の参加の元、団体戦(都道府県別)、個人戦の両部門で行なわれました。各県代表が2名ずつなので36都道府県の対抗戦です。意外と参加していないところがあるんですね。
この日の最高齢者は79歳の方とのこと。私も歳をとってもお酒を楽しめるように健康には注意しないと。(79歳まで生きる自信はありませんが 爆)
その他参加者の興味としてはO県の代表が外国の方2名、外国の方で県代表は初とのことでした。しかも団体戦3位に入賞。負けた・・・(>_<)
開会式では、中央会、国税局のお歴々がズラリと壇脇に控える中行なわれました。私の席はその真ん前。「とちぎの酒」をPRするために、半纏をお借りして、とちぎの酒を背中に背負っての挑戦でしたが、一方で前には半纏をお借りしたお蔵の名前が・・・お歴々に目立たないよう隠すのに精一杯でした(笑
まずは筆記試験。筆記試験は10位以内の入賞者で、本選/プレーオフで同点だった場合の順位付けのみに使用されます。しかし以前大会に参加された方から、筆記試験の差で3位になってしまったことをお聞きしているので、万一優勝戦線にのこれたときのために全力投球。無事に全問正解したところ、帰りに記念品をもらえました。
硝子のお猪口グラスはラッキーでしたが、一緒に入っていた180mlのお酒は・・・(^^;
筆記試験のあとは10分ほどで本選開始。私は第一グループで最初の挑戦でした。いつも通り(?)、持ち込んだお酒で口の中を日本酒モードに。いつも持ち歩いているカクテルのシェーカーが吐器に丁度良かった...
さてきき酒競技ですが、各テーブル7分、間休憩1分、7種類のお酒のマッチング勝負です。
全国大会では7分の時間内に、回答まで記入しないといけませんでした。これがいつもと勝手が違うところ。2分ぐらい回答に悩もうとすると後半は5分しか利ける時間が無い(>_<)
お酒はグラスをしたから押し付けると自動的に出てくるタイプの器に入れられています。色つきの氷で冷やされていて、温度は室温よりかなり冷えた状態、色はパッとみは分からない状態です。テーブルにはコップにいれられた水があり、これは自由に使用可能。また人テーブルの競技人数が5人。5人はちょっと多いですね。
この日のマッチングしたお酒を並べると(回答です)
A-ロ:純米
B-ハ:生酒
C-イ:本醸造
D-ホ:大吟醸
E-ト:普通酒
F-ニ:低アルコール酒
G-ヘ:純米吟醸酒
私の第一テーブルでの評価は
(熟成系)
A:香り味ともに熟成強い。後味が痛い系。甘み濃く熟。
E:熟。重い。生系ではない、パインの後味熟味。
F:軽めの熟。少し甘い。含みの最初に甘めの果物系。
(生老ね系)
B:軽い生系。甘ダレ。こげっぽい。少し乳。
G:生老ね軽く? 口当り軽く甘さはっきり。純米系
(その他)
C:味はあまり感じない。スッキリ特徴弱い。
D:酢酸イソアミルの立ち香。口含みの甘み軽い。吟醸。
CとDははっきり分離できそう。A/E/Fが難しい。B/Gも自信なしといったところ。
第二テーブルでは(大体利いた順番)
ホ:D?はっきりしない後回し
ヘ:香りでD、良い香り ...決定
ト:F?E? 熟系 後回し
イ:C スッキリしている ...決定
ロ:A 熟成の強さ、重さがにている ...決定
ハ:B 生老ね系 乳 ...決定
ニ:G 生老ねっぽい ...決定
この時点で間違いがニ-G、ヘ-Dの組み合わせ。
残りがE、F、ホ、ト
トの熟加減とほんのりパイン系が感じられたのでト-Eを決定。
残りホ-F。香りよりも味の甘さが似てるかなという感じ。
あとは順位付けですが...ここで既に1分きっている。何故か適当に順位付けになってしまいました。
ABCDEFG イロハニホヘト
2134657 3217546
B-ハ(正解)
A-ロ(正解)
C-イ(正解)
D-ヘ(正解はホ)
F-ホ(正解はニ)
E-ト(正解)
G-ニ(正解はヘ)
結果として7問中4問正解
点数は(4-5)^2+(5-7)^2+(7-4)^2=1+4+9=14点でした。
今回は10位までの入賞に引っかからなかったので、全体で何位にランクされたのか分からないまま終わってしまいましたが、何とかリベンジとしてこの場に戻って期待ものです。
最後になりますが、全国大会まで何度も特訓の場を提供していただいた「蕎麦酒屋くりはし」の栗橋様、きき酒のコツを伝授してくれた「松の寿」の松井専務様、栃木県予選でプレッシャーをかけて叱咤激励してくれた県内の蔵元様、また応援を寄せていただいた酒仲間の皆様に感謝したします。いつの日か優勝という形で、皆様の声援にお答えできれば最高です。
また一年間、楽しくお酒を飲んで鍛えられればいいかな(笑
p.s.
全国大会には私より数年前から宮城県予選に挑んでいた酒仲間
たけまるさんも宮城県代表として出場していました。
全国の場でガチンコ勝負になりましたが、たけまるさんも14点。筆記も全問正解と同点になりました。
p.s.2
団体戦
1:佐賀県
個人戦 (入賞者の都道府県)
1:三重県(唯一の全問正解者)
2:静岡県
3:佐賀県
4:山形県
5:大阪府